こんにちは。
暖かくなってきましたね。
更新をさぼっている間に、春になってしまいました。(笑)
当クリニックの敷地内にも立派なしだれ桜が満開となっています。
後日、写真公開しますね。
今回は真面目なお話しです。(笑)
先日、塩野義製薬のインフルエンザ治療薬
「ゾフルーザ」
が3月14日から保険適用を承認されました。
従来品と何が違うのかをまとめてみました。
・プロセスの違い
「タミフル」「リレンザ」「イナビル」などは、
細胞内で増えたウイルスが細胞から外に出る
のをはばむことで、周りの細胞に感染が
広がっていくの抑える薬。
一方、「ゾフルーザ」は細胞内でのウイルス
そのものが増えるのを抑える薬。
・服用の違い
従来品である「タミフル」の場合、
1日2回、5日間の服用が必要
新薬「ゾフルーザ」の場合、
錠剤を1回服用
大分違いますね。
利便性が高く、飲み忘れなどの心配も無くなりそうです。
・効果の違い
症状が出ている期間は同じ程度の長さみたいですが
ウイルスが消えるまでの時間は、
タミフル・・・72時間
ゾフルーザ・・・24時間
な、なんとタミフルの1/3の時間!!
これは凄いですね。
早く消えれば、他人に移してしまうことが
減りますので、医療機関で働いている私たちだけで
はなく、家族内、学校や職場でのウイルスの広がり
を抑えることが出来ますね。
以上が従来品との簡単な違いです。
ただ、全ての患者に対しては必須ではないと
なっていますので、従来品と合わせて新しい選択肢
が加わったと考えたほうが良いようです。
ここからは個人の考えですが、治療の幅が広がり
当クリニックも採用予定ですので期待しちゃいますね。
もちろん、インフルエンザが流行しないことを
一番期待していますよ。(笑)