高精度体成分分析装置(In Body医療機器承認番号:21600BZY00483000) 当院で導入しているバイオスペースInbody720は、家庭量販店及びトレーニングジム等で一般に販売、設置している機器ではなく、内臓脂肪断面積、筋肉量、 体水分量などのデータを提供する医療機器です。 一般の体脂肪計は1種類の周波数を使用して測定されていますが、Inbodyは1~1,000KHzの6種類周波数のデータを利用し、 また全身を測定することにより、部分別測定データ(*下記参照1)を出力できる医療機器です。 Inbody検査データにより、肥満症、 メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の診断、食事指導、予防の方法、運動療法のあり方など1人1人に合わせたわかりやすい解説文書を提供できます。 また定期的に検査をすることにより、経時的変化をも追跡できます。 最近話題である肥満は、単に体重が増え過ぎているという問題だけでなく、 「体成分のアンバランス」が問題となっています。それを認識するには一般の体脂肪計ではなく、「体成分検査」が出来る高精度体成分分析装置Inbodyが必要です。
1. 内臓脂肪断面積
2. 体水分の細胞内、外分布を多周波数測定技術により、高精度に測定し、むくみの状態をみることができます。
3. 正確な体脂肪率(日内変動がほとんどありません)
4. 内臓脂肪との深い相関のある腹部肥満(ウエストヒップ比)
5. 身体の筋肉量を部位別に測定
6. 各個人にあった適正体重
7. 適正体重は単純計算で出すものではありません。Inbodyでの測定では筋肉量等の体組成から計算したものです。
8. 基本的栄養学情報
9. 肥満度、BMI、基礎代謝量、上腕周囲長、上腕筋肉周囲長、体細胞量
Q Inbodyと現存の体脂肪計とは何が違うのでしょうか?
A Inbodyは現存の体脂肪計と同じインピーダンス法(*下記参照2)を用いています。インピーダンス法の利点としては、測定が簡便であり被験者への負担がないことですが、欠点として日内変動による誤差などがありました。しかしその便利さから、体脂肪計は今や一般家庭にまで普及しております。 Inbodyは従来のインピーダンス法の利点を生かし、さらに欠点を解決する新しい技術(8点接触型部位別多周波インピーダンス法(*下記参照3)をプラスして開発されました。
※当院では、データに基づき医師、管理栄養士、理学療法士がそれぞれ生活習慣病のメカニズムと診断、治療、予防の考え方、食事指導、運動の方法についてコンサルティングを強力にサポートしております。
ぜひともこの機会に一度お試しください。Inbodyのみ(600円)の検査も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
TEL:048-282-8226(武南病院附属クリニック 健診部まで)
* 参照1 部位別測定データとは:
現存の体脂肪計は全身(半身)を一つの筒所として測定していたものに対し、Inbodyは右手、左手、体幹、右脚、左脚の計5ヶ所に分けて測定するため、より精度が高く測定できます。
また、筋肉バランスでは各部位の筋肉の発達程度を見ることができます。このInbodyの技術は非常に精密で、右利き、
左利き等肉眼で区別できない僅かな差異も定量的に測定可能なため、運動効果、リハビリ等での治療の判定にも応用が可能です。
* 参照2 インピーダンス法とは:
体の中の電気抵抗を利用して測定する方法です。
* 参照3 8点接触型電極とは:
Inbodyは両手、両脚2ヶ所ずつ(合計8ヶ所)の接触型電極を使用し全身を測定します。
現存の体脂肪計の多くは半身のみを測定し、残りの部分は推定値を利用することによりデータを算出しておりますので、
全身を測定するInbodyは確実に被験者個人の正確なデータを得ることができます。